空梅雨かと思いきや、台風の加勢もあって一転の豪雨。昨夜のテレビに石川県での洪水の様子が映し出されていました。被害の地域の皆さんに、心よりお見舞いを申し上げます。

実は先週後半、猛暑の金沢で開催された「日本精神保健福祉士学会学術集会」というのに参加してきたばかりで、「石川」という名にことさら強く反応したわけなのです。

さて、これまで、精神保健福祉士(PSW)の仕事の領域は、主に精神科病院、保健機関、社会復帰施設や介護保険施設などで、大人を中心とした職種でした。ところがここ数年、いじめなどの問題を抱える学校で、児童生徒の心のケアにあたる「スクール・ソーシャルワーカー」等、徐々に子どもの分野にも進出し始めています。そして、会誌の論文や学会発表でも、児童関連のものが増える傾向にあります。

さらに、昨年の児童福祉法関連の政令改正で、情緒障害児短期治療施設の児童指導員としての資格要件の一つに精神保健福祉士が加えられることになって、今後いっそう、子どもの精神保健領域で活躍するPSWに出会う機会が多くなりそうで、楽しみです。