最近、とある出来事から、思い出したことがあります。

とある出来事については話せば長くなるので、ここでは割愛します。といっても、削ってそれほど惜しいとも思うようなことでもないので、「割愛」という言葉は相応しくないのですが・・・。

思い出したのは『ジョハリの窓』です。「対人関係における気づきのグラフモデル」とたいそうな表現ですが、中身はきわめてシンプルで、いたって理解しやすいものです。 (参照:ウィキペディア「ジョハリの窓」)

ジョセフさんとハリーさんが持ち出したので、合わせて「ジョハリ」・・・これを聞いただけでも、なんか親しみやすいですね。

四角形(□)の縦軸・横軸をそれぞれ、自分が知っている⇔知らない、他人が知っている⇔知らない

として田の字型の四つの領域(窓)に区切ります。

(Ⅰ)自分は知っている / 他人は知っている (Ⅱ)自分は知らない / 他人は知っている
(Ⅲ)自分は知っている / 他人は知らない  (Ⅳ)自分は知らない / 他人は知らない

そうすると、左上(Ⅰ)の窓は、自分も他人も知っている[開放の]領域、その横(Ⅱ)の窓は、自分は知らないのに他人は知っている[盲点の]領域 になります。そして下段の左側(Ⅲ)は、自分は知っているが他人は知らない[秘密の]領域、残る右下(Ⅳ)は、自分も他人も知らない[未知の]領域になるわけです。

これだけのことです。クドクドした解説は無用かと思います。

一言だけ付け加えれば、この窓の仕切りを移動させてみたとき、“不信から信頼へのプロセス”が見えてくるということです。