凶悪事件が日常茶飯になってしまいました。

そんな事件の報道を視ていて、いつも不思議に感じることがあります。

加害者を知る人たちへのインタビューで、「いい人ですよ!」それに続けて出るのが、「挨拶もちゃんと返されますし…」という言葉です。

挨拶をする、挨拶を返す…というのが、人間の良し悪しを測るバロメータになっているのです。つまり、それだけ最近は、挨拶をしない、できない、返さない そういう人間が増えているということなんですね。

「挨」は“押す”、「拶」は“迫る”という意味で、「挨拶」とは元来、禅の言葉で、押し問答をするなか、互いに相手の「悟りの深浅」を試すことを言うのだそうです。

そうなんですね、挨拶は、初めから相手のレベルを探るためのものだったと…。

それにしても、フツーに挨拶のできない人間が、あまりにも多い(嘆)!!!