5月に入って早速、農業クラブがスタートしました!
職員の部員は、井上園長を中心にセラピスト6名が加わり、計7名となりました。
手探り状態ではありますが、現在の活動状況についてお知らせします。
農業クラブについて子ども達へ告知し、男女3名ずつ計6名の部員を募集したところ、男子7名 女子12名の応募がありました。
想定していたよりも多数の応募があり、ガチ畑班(園外の畑で活動する中学生を中心にした班)とプチ菜園班(園内の菜園で活動する班)に分け、応募してくれた全員で活動することになりました。
まずは、園外に地域の方の畑をお借りし、サツマイモ・スイカ・メロンの苗植えを行ないました。
この日は気温も高く、広い畑での作業となり重労働であったと思いますが(セラピストはへとへとでした)、子ども達は一生懸命且つ真剣に農作業に取り組んでいました。土や木々、カエルなどの生き物に囲まれながら生き生きとした表情で過ごしていました。
次に、園内組は園の菜園でジャガイモの芽かき作業、マイプランターにプチトマトとなすの苗植えを行ないました。しっかりと話を聞き、手順通り丁寧に作業していました。和気あいあいとした雰囲気で、あっという間に作業が終了しました。
ところで、農業クラブを始動してから気付いたことがあります。
それは、「次水やりいつ?」「これはどうやって使うの?」「どれくらいで大きくなるの?」「毎日水やりした方が良いんちゃう?」という子ども達の声が非常に多いことです。
大人が思う以上に子ども達は、『作物を育てる』ということに興味関心があり、非常に熱心だということです。
育っていく作物とこれから成長していく自分自身とを重ねているのでしょうか。
それとも、作物が育って行くように自分達も成長していくぞ、という決意の表れなのでしょうか。
子ども達それぞれに『作物を育てることの意味』があるような気がします。
私たちは子どもの思いに寄り添い、一緒になって作物の成長を、そして子ども達の成長を見守っていきたいものです。
末筆になりますが、畑を快くお貸し頂いた地域の方に感謝の意を述べたいと思います。
畑に出向くたびに素敵な笑顔で出迎えてくださり、また、畑作りに協力して頂き…。(※)
子ども達の為に貴重な機会を頂き、本当にありがとうございます。
(※)ソーシャルディスタンスには十分配慮した交流です。
農業クラブ委員
セラピスト 佐川